
元旦は朝6時からお膳の準備。いつものように朝のお供え膳はお雑煮ときんかん、くりきんとん、黒豆とお漬け物です。今年のお雑煮につけるノリはすごかった。十六島(島根,平田市)ののりなのですが、一枚の大きな布みたいな状態。1m×2mぐらいの一枚のりを切ってわけてもらったもの。あまりに大きくて立派だったので、少し切り取ってアイスランド人に送ってしまうほどでした、なんか食べるのがもったいないというか、、、、タペストリーにしたいぐらいだったので、なにかに加工してくれそうだなあーーと。。。
さらに質もとってもよく、あったかいだし汁をかけると一気にゆるんでやわらかくなるのです。しっかりした繊維のようなのに、やわらかく海苔の風味もよく。
島根のお雑煮はこの海苔と鰹節ぐらいなのですが、多分お雑煮に乗ってる具では値段の高い方ではないでしょうか、(全国的にも。。。) 海苔漁の網元さんからもらったものですが、「私の作品です!」といっていた自信の海苔でした。 くりきんとんは今年もうちで取れた栗で作ってみました。


最近島根で開発された「おろち大根」(辛み大根)とわけぎをのっけ、さらに天ぷらを乗せたそばが大晦日のご馳走でした。


写真は取手になる籐を曲げてカーブをつけるところ、練炭を焚いて熱でカーブに「焼き」を入れるそう。練炭事故起こさないよう、窓を全開での作業でした。籐はうまく曲がるいい籐とそうでないものとが混ざって入荷するそうで、曲げてみないと分からないとのこと。とっても割の悪い仕事です。がそれが天然の素材を使うということなのだ、としみじみ思いました。焼き物以上に素材の質そのものがかなり重要で、いい籐(きちんと曲がってくれる籐)に出会えたら、必ず仕上げたい!という気持ちと、それを途中で失敗した時の「しまったー」感がかなりありました。まだまだまだまだ、修行がいるのですが、それでもこの取手をしっかり作れるように練習しようと思います。
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