2017年10月8日日曜日

出雲民芸館2

筒描き染めで作られたものの主なものに、嫁入り支度なものと、孫ごしらえ、というものがあるそう。嫁入りに使われるものとしては長持ちに掛ける布と風呂敷があり、めでたいモチーフや家紋を入れるとのこと。
孫こしらえとは、嫁ぎ先で子供が出来たとわかると実家の方からお祝いに送ったもので、おんぶ紐や湯あげという今のバスタオルのような役割のもの、布おむつが藍染めで作られ贈られていたそうです。
布の右上だけ赤いものがありますが、それが湯あげ。赤は魔よけの意味があったり菌を防ぐ効果があったようで、目の周りを拭いたり顔を拭くための赤い部分なのだとか。
他にも、酒樽やお膳など見せてもらいました。お重もフチに螺鈿が施され豪華です。

0 件のコメント: