2018年1月18日木曜日

嬉しかったこと

お正月に一番嬉しかったこと。もう7ねんぐらい寝たきりで施設に入っているおばあちゃんのこと。
気管切開をしたので、胃ろうをしているし、喉を切ってるから声が出なくなってしまったおばあちゃん。口パクでいつもいろいろ訴えてくれるけどほとんど言ってることがわからず、それでもこっちからは最近起こったこととか話しかけていました。でも、どっかでこれだけ長いこと寝たきりならもうすっかりボケていて、でも声がないからおかしなことも言わないのでボケてるかもわからない、それで案外救われてるのかな、とか思っていました、私的に。何もわからなくてメチャクチャなことを言ってるおばあちゃんを見るのもそれはそれでショックだろうから。。
ところが年明けお見舞いに行った時、妹がおばあちゃんの喉の穴の空いてるところに指を当てて塞いでみると声が出たのです!呼吸をするタイミングをうまく合わせると、きちんとお話でしました。嬉しくて泣けてきて、どんどん質問をしてみました。そしたら私のことも覚えていて自分の生年月日まで正しく言えました。勝手にボケてると思ってたけど、忘れてることもありつつしっかりしてる所もあって、びっくりしました。いつも私たちのことを心配していて、「泊まるなら布団を2階から下ろして」とか、「病院の売店でおむすびでも買って帰りなさいよ」とかって話してました。ちなみに、「おばあちゃん、おむすび何が好き?」と聞くと「しゃけ」と答えてました(笑)
久々に忘れていた声を聞いた瞬間、思いがけず涙がどーっと出てきました。声ってこんなにもその人の大事な部分なんだと思わされました。無くなった超えをもう1度聞けた、そしてこれからも聞けると分かって本当に嬉しい出来事でした。
年明けの手仕事。黒のワンピースにアップリケ。黒のワンピでお風呂掃除したら漂白剤で茶色になってしまい。。。そのためのアップリケです。さきおりの布。養護学校の生徒さんの手仕事を分けてもらったものです。

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