2011年9月12日月曜日

一月と六月さん、レポート。(9月11日)


作品展の様子。


今回はお茶道具も展示してます。
2年前ぐらいからお茶を習ってます。

免状をとるためではなく、お茶をしるため、ってかんじで格安で教えてもらっていますが、その先生に習うのにはもう一つ理由が。 旦那さんが有名な作家さんで、お稽古にもうつわ、床のしつらえ(お花や軸や)、そして先生からのお話、どれも素敵なのです。  そのお茶の先生がある時に、塗り板(黒の真塗りの板)の上に置いて使う道具を青磁で作ってみて、といわれて挑戦してみていたのだけど、すべてむずかしかった!
水指のふたも塗りのふたをすれば楽なのだけど、共土で作ってきちんとふたがあうように作るのがなかなかうまくいかず。 柄杓をたてる尺立ても、実はサイズがすごくシビア。柄杓と一緒に火箸をさしておくのでその二つが離れすぎず、寄りすぎず、美しくたっているための口の径。
それから柄杓の節をもって取り出すので節が出る高さ。 何回も作り直して、なんとか出来ました。
ただやりだすと、この限られた数のアイテムでどんなデザインにしようか、季節にあわせたモチーフを考えるのがとても楽しい!   写真のクリーム色の道具セットは、水指、尺立て、建水がセットなのだけど、 「泰山木」という花がモチーフ。 初夏、6月頃、花といえば泰山木が美しい、咲いたときもいいけど、梅雨の雨のせいでたくさん庭に落ちてしまったつぼみが、またとてもいい。で、あのかわいい泰山木のつぼみを水指のふたに置いてみました。
建水はたくさんおちた葉っぱが彫ってあります。
一度初夏に、この道具を使ってみたい。薄暗い午後の茶室の中で、涼しげに光を放つような気がします。






他には定番になってきた、「すっぷんポット」があります。蓋付きのちいさいポットですが、すっぷんがセットされてます。 「すっぷん」って、和歌山弁です。和歌山の人、スプーンって言えない、「すっぷん、取って」とかっていう。 このすっぷん、黒いのは黒檀で作ってもらってます、和歌山のお友達の作家さん、ふーちゃん作。夫婦で「さいざるや」という名でリフォーム屋をやってます。再生したものでリフォームする、というこだわりのリフォーム屋さん。
島根には縁がある人たちで、島根の三隅町に「パサール満月海岸」という素敵な海のカフェバーがあるのだけど、その立ち上げの時、ギャラリー空間を作りにやってきていたのでした。彼らが「島根がいい!」といったので、和歌山から島根に帰る決心をしたのでした。

すっぷんポット、なにをいれようか、を考えるのが楽しいです。ごまを入れる人や、高級塩を入れる人や、お抹茶を入れて卓上に置いておく人や、すりおろしたてのパルメザンチーズとか。。。いろいろ考えてみるのも楽しいです。

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