2012年10月23日火曜日

国立国際では(10月20日)

先週金曜日、久々大阪いってきました。週末に和歌山で用事があったので一日前入りの関西、久々車で御堂筋通りました。シャムアさんに会ってから大阪に行きたくって行きたくって。中之島の国立国際美術館、なにやってるかなーとなにげにみてみたら!! 宮永愛子展、でした。愛子さんは私のやきものの先生の娘さん。まだ20代半ばの頃から知っている方です。作品も見に行ける時にずっと見に行っていましたが、島根に帰ってからは本とかで見るだけでしたが、、、美術館で大きな展覧会をしておられました。
彼女の作品はナフタリンを素材として身近にある様々なものを形作り、その形が空気に触れ,少しずつ昇華していくことを見せるというものです。ナフタリンって防虫剤のあの白い丸です。いつの間にか消えてなくなっているもの。上の写真のように、ナフタリンを使って精密に作られた蝶々も展示の間,少しずつ溶けてかたちを変えていきます。氷のように半透明なその様子も美しく、そして時間とともに消えてしまうはかなさもあります。
 絵画でも彫刻でもやきものでも、ものとして存在し続けるから価値が生まれ、価値を認められれば値段がついて誰かに所有されるものになります。価値を認められれば認められるほど,必ず誰かのものになってしまう。
。。。ナフタリンで作られたこの作品は美しく手に入れたくなるほどの魅力があるのにも関わらず数ヶ月後には消え失せてしまうのです。誰にも所有されることないはかなく美しい作品は、アート=金銭的な価値、がさけてとおれない現状も浮き上がらせているようにも思います。
ナフタリンの作品に続き、きんもくせいの剪定葉12万枚を特殊な薬品で葉脈だけ残し、その葉脈だけの葉をつないだ一枚の大きな布のようなものも、高い美術館の天井からものすごい迫力で垂れ下がっていました。柔らかな光の筋にも見える美しさと同時に、到底一人では作ることの出来ないそのサイズに,様々な人との繋がりによって作り上げられたという目に見えない強さが感じられるものでした。
久しぶりの愛子さんの作品はかなりの衝撃で、その後2日間に会った人に会うたびに「絶対いってみてー」を連呼してしまうほどでした。12月24日まで大阪中之島 国立国際美術館でやっています。ぜひ!

向いのgrafさんビル移転とのことでガレージセール中。ナラの木の板、分厚いやつを買いました。古本と無料の木キレもゲット。
四ツ橋に移動し、シャムアさんへ。6年ぶりぐらいで行きましたが、全然変わってないー。ものの置き方もほぼ昔のままの気がする。。カフェもオーナーさんも昔からのシャムアのままで、すごい、やっぱり素敵なおみせだわーと改めて思いました。


和歌山ではコロッケ新しいお店見つけたり、友達のお店いったり、七曲商店街歩いたり、グリーンソフト食べたりと堪能しました。
目的の大学の講義も今回がFINAL! 和歌山行く用事が終わってしまいました。
でも次は2月。お友達が妊婦結婚式です。手作り箸置き、どんなにパーティで使うのか、楽しみです。

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