2016年6月18日土曜日

赤と云う色(6月17日)。

時間があるので、昔買った図録を読んでたら、レビィ ストロースの名前を発見。面白いことを書いていました。
色について、色を示す名詞の多さはどの国ににおいても、黒、白、赤になるのでは、ということ。さらにその中でも色調ということで言えば、赤はもっとも鮮明で優位であるということ。

ところが赤にまつわる言語には、華やかさやまばゆさ、目覚ましさとは逆のマイナスの使われ方もする。フランス語では、真紅を呈している、という意味は性格の欠点が極端に現れ、手の付け所がない、という意味なのだとか。  

そういえば、日本語でも赤を使う言葉が多い。(具体的に色を表しているのでなく人の状況とか)。
 例えば、真っ赤な嘘。なぜ嘘が赤いのか。
赤裸々せきらら。  とか。
もっと探してみたくなる、赤がつく言葉。

神聖な場所、例えば、神社の鳥居や祝いの膳は赤でありながら、マイナスの要素の象徴にも赤がなりうる、このことを「赤の二面性」として、レビィ ストロースは取り上げていました。
 思えば、日本の昔からの婚礼の色はまさに、黒、白、赤。
衣装も使う道具も、ほぼこの三色からなっています。
 二本指をくわえたまま眠るよしくん。
4ヶ月の誕生日を迎えました。

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