2015年3月16日月曜日

ポートレイト(3月14日)

春が近づいてきました。しだれ梅のピンク、白磁の一輪差しできりっと。

 友達のお宅でのご飯会。ワインとそれにあうおつまみ
いろいろ。ピザのってるお皿、ディップや豆サラダの入った小鉢は周藤作。このお宅でうつわの使い方研究中なのです。大きいお皿って出番少なそうで意外とピザとかパスタに必要なのです。

土曜日にずっと行きたかったおばあちゃんの実家にいってきました。去年からずっと気になっていたのは、おばあちゃんのお母さんについて。私が4歳ぐらいの時にそのひいおばあさんは亡くなったのですが、もしかしてそのひいおばあさんの結婚の時の写真あるかなーと。それからおばあちゃんの娘時代、子供時代が分からないから知りたいなと。調べようとおばあちゃんの実家に突撃し、アルバムを貸してもらいました。
ひいおばあちゃんの結婚の写真、ありました!大正6年頃の結婚の写真でした。それ以外にも古い写真をいろいろ見つけました。特に素敵だったのは、上の写真。ひいおばあちゃんの実家の家計の誰かなのですが、ポートレートとしてはかなりいいかんじ。スーツも決まってます。おそらくこれも大正前半の写真。

  嫁いだばかりのひいおばあちゃんの実家での写真。一番左がひいおばあちゃん、その隣の女性がおそらくひいおばあちゃんのお母さん。まだ江戸時代な服装です。髪型も江戸時代っぽい。縁側で火鉢を囲んだ様子です。
 さらに素敵な写真。これもひいおばあちゃんの実家の家系の家族写真。裕福な家庭だったようで、大阪で撮っています。こういうかんじで家族写真撮りたいです。

先日島根県美で「ポートレイト オブ ミュージアム」という展覧会見て、人物写真っていいなあと改めて思っていたところです。昔の写真ってやっぱり一枚の重みが違うせいか、すごく構成とかいい。

ひいおばあちゃんの写真はその後、娘たちが生まれ、娘たちが結婚し、孫が出来、という様子で写真が増えていく様子と同時に、若くして戦争で死んでしまった息子の記憶を大事にするための手紙や息子が書いた絵が、大事にとってありました。旦那さんも亡くなってしまったため、戦争遺族となったひいおばあちゃんが遺族の会に入り、靖国神社の参拝や東京観光をしている様子もありました。アルバム最後はひいおばあちゃんのお葬式で、大きくなった孫や娘婿たちに棺を担がれている様子でした。 このアルバムはひいおばあちゃんの息子によって整理し直されていましたが、ゆっくり見てると明治大正昭和を生きた女性の一生が小説を読んでいるように見えたのでした。本当は自分のおばあちゃんの小さい頃が知りたかったけど、ひいおばあちゃんの生き様に引き込まれていったのでした。
写真ってすごいです。

午前中のヘレンさん。となりにラナンキュラスも加わりました。朝起きた時に最初に目を合わすのはこの子たち。