2012年12月30日日曜日

年終わりのラッシュ(12月29日)

 年末は納品続き!これも今年の仕事は今年のうちに、と思い。。。
おとといはずっとずっと待たせていたお客さんにティーポットとカップ&ソーサーを納品。写真とりわすれましたが、流紋のポットにあわせたティカップも作って、なかなかこってりした、お客さんが「エロい」と言ってくれるようなかんじに仕上げました。納品の時にお宅にお邪魔し、そのティーセットでお茶させてもらいました、フォションのなんとかってやつ、ラベンダーや緑茶や花も入ってるお茶でした。


写真は昨日納品、蓮の花型の、、、、、何だと思います? お地蔵さんのお賽銭入れ、です。新しく建てられたお地蔵さんにあうお賽銭入れを、とのオーダーで作ってみました。中側と外の花びらも一体となっていて(二重の構造)中の方のお椀形には底に穴があいていて、野外でも水がたまらないようになってます。気に入って頂けたようで追加が5個でました。

明日はユーカリ荘に新年向けの納品です。
 

2012年12月23日日曜日

実験的台所2(12月23日)

 前にもこんなことをした気がしますが、、、今度はピクルスを作ると張り切っている私にお母さんがもらいもののカリフラワーを持ってこられ、、、薄紫のカリフラワー。しかしゆでてみると、、、、、

 また特撮みたいな色にーーーーー!!! どうしたって食欲減る色!
ですが、恒例行事でまた、ゆで卵してみました。前回みたいな、冴えない感じのゆでたまごになりました。。

ところがピクルスにつけると、、、、
 今度はショッキングなピンクに。。。。今回のピクルス、こんなんでいいっすかーー??

2012年12月17日月曜日

年の終わりに(12月18日)

もうすぐ今年も終わり。終わりと思うとまた今年中にしたいことが一気にあふれ、、、。
今年のカレンダーをみると「今年したいこと」が付箋で貼ってある中にまだやれてないこと発見。その一つ。 「長崎さんに取手作りを教わること」。これ3年越しぐらいのしたいことだったのですが、思っていてもなかなか実行できず、忘れてしまっていたり。。
先日訪ねてこられた方とたまたまこの長崎さんの話になり、「そうだ!」と思い出して、慌てて電話をしてみまして、なんとか年内に実現できることになりましたーー。
長崎さんの取手は1センチのぐらいの籐をまげて作られる土瓶とかについてる取手なのですが、とってもかたちが美しい。出西窯の土瓶などに以前は使っておられた、あの取手です。 
あの固そうな籐を熱を加えて曲げたり、留めになるリングを籐で編んだりと、シンプルながら難しい作業なのですが、この取手はこの辺では長崎さんしか作れない、そしてその技を継承している人はほとんどいないのです。
何度も長崎さんの作品や取手のついた土瓶をみていて、 「あのすっとしたシンプルな取手を白磁のポットにつけるとどうなるかだろうか」、、と考えてました。
ついに来週教わるのですが、上手に作れるようになったら、ポットのかたちもさらに広がり、取手からかたちを考えていけそうにも思います。駆け込みで実現した今年の大事なイベント、楽しみです。今日打ち合わせにお邪魔してお話ししたのですが、とっても気さくな方、そして職人魂で江戸っ子みたい。。
教えていただけるのもこれが最後かも、とかおっしゃられ、とても重みを持った授業になりそうです。絶対にマスターしたい、取手です。



年内は引出物の仕事の追い込みと年明けのユーカリ荘の「ハレの日のうつわ」展の準備にかかりっきり。でも年末は大掃除の仕事も! 明日は「トイレの仏様」そうじが待ってます。 それからお世話になった人にお歳暮やの、いらないものの処理だの。。。あ、ピクルスも作らなきゃーです。

2012年12月10日月曜日

すわん終了で冬到来 (12月9日)

すわんまーけっと、足立さんのお宅はこんな感じに。この黒い棚、勝手に棚として使ったのだけど、後から聞いたらフローリングに畳スペースを作るための台だったらしいです。布小物の作家さんと棚を生かした古本屋さんに入ってもらいました。










外もこんなかんじにわいわい。カレーのスパイスさんが松江市から登場。こちらに人だかりです。今回はこのナギラスタジオさんも飲食スペースとして会場提供してくださいました。


天気がどうなるか、心配でストーブをかき集めました。だるまストーブも何十年ぶりに復活し、これがけっこうあったかくて我が家は再びだるまストーブの見直しが始まりました。

かわいいものもシュールなものもおいしいものもきれいなものも、すべてごちゃごちゃのすわんまーけっと。どこになにがあるのかも、自分で入ってみて初めて分かって掘り出し物を見つけたり。偶然の知り合いに再会したり。再会もスーパーで出会ったみたいなんじゃなくて、ゆったりそのあとお茶したりできる。。。そういうゆるいイベントでした。寒い時期でもお客さんは多くて、たのしい一日でした。 今回は地元の方々が少しずつボランティアだったり出店だったりしてくださって、励みになりました。この力で次のステップが来年には待っている気がします。

すわんの後の一週間は片付けや、取材や病院やなんだかばたばた。でもどうしても行きたいところ!それはdomaカフェでしたーー。行くのに一時間、滞在時間一時間、帰りに一時間 。 なのに時間なくてもどうにかして行きたいところ。 今シーズン最後のプレートランチを食べました。冬休みのドマカップルがなにをするのか、たのしみです。




そして週末。超寒波! 一週前でなくてほんとよかった。すわんはいつも天気には救われる。夏の時も梅雨明けから一気に暑くなる境目でした。今回も本気の冬の一歩手前で出来た、ってかんじです。 
その寒い週末に 奥出雲「鉄の彫刻美術館」でやっていた展示会が最終日でした。
行く時はこんなかんじ。

 −四度! 彫刻美術館の駐車場は雪かきがしてなくて、50センチぐらいの雪。。。おかげで脱輪したお客さんも。。  でもこんな雪があったりするとよけいにあそこのカフェがほっとする。雪景色が一望できるカフェでのお茶もいいもんです。最終日だったのでモンブラン食べてみましたが、おいしかったです。で、そこに置いてる雑誌のセンスがよいのです。行くならぜったい手にとって。ブルータスだのニドだのクロワッサンだの、いいとこついてる雑誌毎月号あります。

美術館ミュージアムショップには少々常設させてもらえることになりました。カップ系いろいろ残してます。




昨日は松江からこの雪のなか来てくださったお知り合いの方もあり、びっくりしました。ありがとうございました。その他遠方で秘境にも関わらずお越し下さった皆さん、ありがとうございました。


次は年明け、
ユーカリ荘にて「ハレの日のうつわ」展です。お店のコーナーで小さいですが、お正月3日から開いてる(がんばるよね!)ユーカリさんで、みんなが集まるこのシーズンこそのうつわを用意してます。ぜひ!


2012年12月2日日曜日

明日はすわんまーけっと!(12月1日)

明日はいよいよすわんまーけっとです。写真は足立さんち。今回一番の山だったとこ。場所は家主さんが快く貸してくださったのだけど、荷物がいっぱい、そして数年眠ったままだった家ゆえ、こわいものいっぱい。。。。が、明日はどうなってますか、ビフォアアフターを楽しみに、ぜひお越し下さい!
いつもより早めにクリスマスイルミネーションを太陽広場につけてくれた商工会の方、出入りするたびに呼び出して迷惑かけてる各店舗の家主さん、いろんな申請をスムーズにしてくれた自治会の方々、あちこちに置く看板作りやゴミ箱の準備等いろんなことを手伝ってくれた今日のボランティアの子たち。たくさんのご協力で明日はきっといい一日になりそうです。
おいしそうなものいっぱいで全部食べたいし、かわいいものや変なもの、いろいろみてあるきたい、、、しかし時間は9時から3時まで、今日以上にフル回転しなきゃな「明日」です。 天気になりますように!


2012年11月19日月曜日

宍道でワイン会!(11月18日)

18日宍道のくじら軒にて、江津のワイン屋さんを招いてのワインの試飲会を行いました。泡から重たい赤まで、8種類のワインを飲み比べです。かなり低予算でくじら軒さんにお料理をお願いし(くじらさんに大感謝!)、斐川の「めぐみふぁーむ」さんのソーセージも5種類試食させてもらい、周藤自家製ピクルス食べ放題、おなかに余裕のある人には奥出雲町の「きゅうのぱん」さんのいろんなパンもつけました。これで3500円、安くて近くてうまい!の会でした。「近くて」がけっこう大事で、宍道は駅近くて松江にも出雲にも最終電車は都会並みに遅くまである。出雲方面は夜中12時だいまであるので、けっこう遅くまで飲んだって帰れるんです。 なので今回は最終電車の時刻も告知しつつのワイン会のお誘いでした。電車で飲みにいく、っていいですよね。

江津のワインや、たびらさんはとても丁寧にワインについて語ってくださり、ほんとに楽しい会になりました。皆さん飲み進むにつれ、けっこうハイテンション!実際ワイン1本近く一人あたり飲んでますよね。。。。いろんな人に、ばしばしとよく叩かれたような。。。。私は料理配ったり、ソーセージ試食準備したりで、ワインも飲みながらで、我ながらよく飲みながら動いてるなあと思いました。
またこんな機会があるといいです。

みたことないような赤ワイン用のデキャンタ。ワインにまつわるいろんな道具もおもしろいです。 テーブルは相席されすっかり意気投合の2カップル。どちらも素敵な方々です。

後片付けをして帰ったら日が変わる頃。その次の日。
朝から着物でお茶会のお手伝いでした。着物に手こずり遅刻しましたが。。。松江市のギャラリー草花さんで安食ひろ先生のお茶会があったのでした。点心を作るのは、お料理ユニットタパタパさん。今回はクスクス料理でした。点心のうつわもすべて安食先生作。そして食べたらうつわも持って帰れる!タパタパさんのお料理、クスクスに野菜と鶏肉の煮込みがついたもの、すごくおいしかったです。クスクスの食感とかもちろんよかったですが、野菜がおいしい。クスクスに生タマネギやタコ、トマトをまぜたマリネもおいしかったー。
お茶の方は濃茶と薄茶をいただけました。私はご案内役でしたが、終わったあとお茶させてもらいました。水指とか蓋置きもきんきらでおもしろかったです。いろんなお客さんの着物をみたり、お茶時の振る舞いをみたりと、いろいろ勉強になりました。そしてなにより、おもてなしに心をつくす先生と奥さんに、いいものを見せてもらったーと心から思いました。


2012年11月14日水曜日

こつこつとシール貼り(11月15日)

連日、すわんまーけっとのちらし配布に走り回っています。もしちらしを手に入れられた方あったら、ぜひ表面左下のfacebookマークを見てもらいたい。。。シール貼ってます。
実はマークを入れ忘れ、シールを作って一枚一枚貼ってます、1500枚。。。このうち600枚は義母と親戚のおばちゃんと私の三人でこたつにはまりつつ、ちまちまはりつけ。 手伝ってくれた二人にはほんとに感謝。こういう作業、家族でするのけっこう好きです。どうでもいい内職仕事的なものを、おしゃべりしながらするっていうの。
さらには相方さんもかりだして、夜な夜な張り付け。今夜も一人でやってます。
だいたい、デジタルな世界にアクセスする手段が手張りのシールってとこが、なんとも。。。デジタルにいくんに超アナログという。が、こういうのでちょうどいいかも、宍道ぽいでしょ。

なぜ必死にfacebookにいってもらおうとしているのか。。。追加の情報みんなこっちでみてもらいたいからなのです。会場が出来ていく様子や、町の様子、出展者のこと。いろいろ知ってもらうといいのではと。なので、ぜひ、見てみてください。


そんなことをしつつも先日は、とあるお寺に泊まりで手伝いにいってきました。夜の鍋の用意と、朝ご飯の玄米粥を焚きに。朝は5時15分起き、圧力鍋の前で炊きあがるまで立ち尽くしてました(半分頭まわらぬまま)
その前の日は、とある備前焼作家さんの手伝いに夜中まで行ってました。800度から1000度までの窯焚き。久しぶりの薪と温度計と煙突からの煙との戦いでした。

11月はなにかとばたばたします。



2012年11月8日木曜日

すわんまーけっと(11月9日)

12月2日(日) すわんまーけっと2回目開催されます。ぜひ,遊びにきてください。今回は冬編。多分寒いですが,寒い季節を楽しむためのアイテムを探しに、、そして冬こそのあったか名おいしいものも出店してます!ナギラ写真館さん(休憩スペースとして)、足立さんち(店舗出店)が新たに場所を提供下さいました。少し広くなってまた新しい空間との出会いを楽しみに、これから準備をしていきまーす。





奥出雲にて(11月9日)

奥出雲三井野原に「鉄の彫刻美術館」という美術館とカフェがあります。ニューヨークを拠点に活動された下田治さんという彫刻家の作品を展示しています。
明日から12月9日までこちらの美術館のミュージアムショップにて、小作品展をさせていだたくことになりました。三井野原は今がハイシーズン。スキー場があるぐらいですので、標高が高く紅葉がとてもきれいなところなのです。トロッコ列車もここがみどころ、な場所ですよね。
 併設のカフェも奥出雲のこだわり生産者の仁多米を使い(ショップでも売れてますが,高い!!)、地元食材でのランチもやってます。すぐそばの牧場のアイスとか、奥出雲ろーる(ロールケーキ)も食べれる、カフェです。明日から何回か店番にいってるので,ランチが楽しみです。 

作品の方は、しばらくいろいろ試してみていた、小さい箱、やピンクの釉やティーカップなどが並んでます。

ぜひ奥出雲ドライブにお越し下さいませ。

周藤香織 陶展 〜身近で使うやさしい器〜
11月9日(金)〜12月9日(日)
10;00〜17;00
月曜定休

鉄の彫刻美術館
(奥出雲町三井野原  おろちるーぷ登った右手)



2012年10月29日月曜日

11月の教室は(10月29日)

10月はいろいろ出張が続き、教室お休みでした、すみません。11月は再開。

日時 11月24日(土) 1;30〜 日が暮れるのが早くなったので早めました。
 ところ  雲松寺下 仕事場右の部屋

内容   楕円のボール
     サラダとか、煮物が盛れるようなボウルを考えています。まんまるもいいですが、今回は少し変形させてみます。出来たら削ってかたちのきれいなボウルを目指します!

参加費 2500円

参加申し込みは kankoro007@hotmail.co.jp  まで


2012年10月28日日曜日

東京トリップ(10月27日)

東京に行ってきました。一日目。「坂田和實の40年」という展覧会。松濤美術館にて。「古道具の坂田」という古道具屋さんが東京にあり、うつわだけでなく世界中のあらゆる道具たちを扱っておられファンも多いこのお店。もう40年も続けておられたのですねえ。時代も地域も越えて坂田さんの気になったものたち。いろいろ集まっていました。時代とどんな用途のものなのか、をみたりしてさらには今の所蔵先も書いてあるのですが、なぜかちょこちょこ村上隆氏の名前が。。。ちらしにも使われていた木製の狛犬、(日本製)も素敵だったし、やぱり弥生時代の土器もよかった。大きな木製の古い扉一枚でさえ、一つの作品として現代美術作品に負けず鑑賞に値する。そんなことが伝わる展覧会でした。こまごま生活の道具を並べたコーナーに買い物かごを発見。まったく同じものを八雲村にある骨董屋で「かおうか、どうしようか」迷っていました。カラフルな水中眼鏡もかわいかった。。
図録の写真をぱらぱらとめくると、なにか普通のカタログの写真とは違う、なにかあったかみが、、、よくあるサイズのバランスとかフレーミングとかをまったく無視で、でもこのものにはこの感じがあうなあという絶妙な感じで撮られていて、写真家を見ると「ホンマタカシ」。なるほど。。。。この写真家のおかげでますます素敵な展覧会なんだなと思いました。
東京へ来た最大の目的は「レス アルティス 東京大会」に参加することでした。「アーティストインレジデンスの世界総会」が東京で久々に開催されたのです。世界中からレジデンスを企画する人、美術館関係者、キュレーター、アーティストが参加。様々なテーマにそって世界から選ばれたスピーカーが発表し、対話し、最後は質問も出来るというかたちの一日でした。
作家がある地域に滞在して制作し、制作の中でその地域との交流でお互いを刺激し合うことを目的とする「アーティストインレジデンス」。私も信楽で参加したことがありましたが、今でもそこでの経験はとても貴重で出会った人との交流は今でも続き、とても意味あることと考えています。今、地域の中で活動するに、地域側から作家を呼びたい、という側に立ち始めているように思います。この町になにか起爆剤を投入するにはアーティストインレジデンスが有効である、そのことは体感として分かっているのですが、さてどうすれば、、、。例えばベトナムやインドや、まだアートが浸透していない地域ではどうやってレジデンスを可能にしていっているのか。この総会ではそういったことにいろいろな答えを見つけられるように思いました。
途中、レジデンスにタイのお寺に一月滞在した、というくだりがありました。「アーティストの理想のレジデンス」というタイトルのレクチャーの時だったと思いますが。レジデンスは作家の休息であってほしい、という作家の一意見。そしてお寺に滞在。
レジデンスってそんなかんじ?と思いましたが。確かに環境を全く変え、リフレッシュと同時に見つけ直すと言う意味で、お寺での滞在は一番有効かも。だけどレジデンスって滞在先にもなにがしかを残してもらいたい、お寺では残してもらうと困るし。。アートと宗教との境界はやっぱり難しい境界、そんなことも感じました。

 内容もとてもおもしろいし、よくぞここにこんなに集まったなーというほど世界中の美術館の館長さんや大学の学長さん、世界的アーティストまで、わいわい、そして視聴者も世界中からここ東京に。周りはほぼ英語の不思議体験でした。
家に帰って気づきましたが、プレスキッドの中に美術館の招待券いろいろーー、残念。見に行けませんでした。東京都現代美術館の音とアートみたいな展覧会はおもしろそうです。

ちなみに会場は国連大学。そして土曜日。会場前では「オーガニックマーケット」!聞いたことありましたが、確かに整然と美しい。みんな同じような木箱に野菜や手作りジャムや植木もの、いろいろ売ってました。遠く京都や高知の方からも来てました。すごい。。町中でこんな朝のマーケットはいいですね、朝ご飯を外で食べる感じ、そして有機野菜買って。。




東京はあちらこちら草間水玉全開。ヒカリエのトイレやあちこちのヴィトンのショーウインドウ。みんな赤い水玉でした。中でも表参道店、等身大人形まで!




2012年10月23日火曜日

国立国際では(10月20日)

先週金曜日、久々大阪いってきました。週末に和歌山で用事があったので一日前入りの関西、久々車で御堂筋通りました。シャムアさんに会ってから大阪に行きたくって行きたくって。中之島の国立国際美術館、なにやってるかなーとなにげにみてみたら!! 宮永愛子展、でした。愛子さんは私のやきものの先生の娘さん。まだ20代半ばの頃から知っている方です。作品も見に行ける時にずっと見に行っていましたが、島根に帰ってからは本とかで見るだけでしたが、、、美術館で大きな展覧会をしておられました。
彼女の作品はナフタリンを素材として身近にある様々なものを形作り、その形が空気に触れ,少しずつ昇華していくことを見せるというものです。ナフタリンって防虫剤のあの白い丸です。いつの間にか消えてなくなっているもの。上の写真のように、ナフタリンを使って精密に作られた蝶々も展示の間,少しずつ溶けてかたちを変えていきます。氷のように半透明なその様子も美しく、そして時間とともに消えてしまうはかなさもあります。
 絵画でも彫刻でもやきものでも、ものとして存在し続けるから価値が生まれ、価値を認められれば値段がついて誰かに所有されるものになります。価値を認められれば認められるほど,必ず誰かのものになってしまう。
。。。ナフタリンで作られたこの作品は美しく手に入れたくなるほどの魅力があるのにも関わらず数ヶ月後には消え失せてしまうのです。誰にも所有されることないはかなく美しい作品は、アート=金銭的な価値、がさけてとおれない現状も浮き上がらせているようにも思います。
ナフタリンの作品に続き、きんもくせいの剪定葉12万枚を特殊な薬品で葉脈だけ残し、その葉脈だけの葉をつないだ一枚の大きな布のようなものも、高い美術館の天井からものすごい迫力で垂れ下がっていました。柔らかな光の筋にも見える美しさと同時に、到底一人では作ることの出来ないそのサイズに,様々な人との繋がりによって作り上げられたという目に見えない強さが感じられるものでした。
久しぶりの愛子さんの作品はかなりの衝撃で、その後2日間に会った人に会うたびに「絶対いってみてー」を連呼してしまうほどでした。12月24日まで大阪中之島 国立国際美術館でやっています。ぜひ!

向いのgrafさんビル移転とのことでガレージセール中。ナラの木の板、分厚いやつを買いました。古本と無料の木キレもゲット。
四ツ橋に移動し、シャムアさんへ。6年ぶりぐらいで行きましたが、全然変わってないー。ものの置き方もほぼ昔のままの気がする。。カフェもオーナーさんも昔からのシャムアのままで、すごい、やっぱり素敵なおみせだわーと改めて思いました。


和歌山ではコロッケ新しいお店見つけたり、友達のお店いったり、七曲商店街歩いたり、グリーンソフト食べたりと堪能しました。
目的の大学の講義も今回がFINAL! 和歌山行く用事が終わってしまいました。
でも次は2月。お友達が妊婦結婚式です。手作り箸置き、どんなにパーティで使うのか、楽しみです。

2012年10月15日月曜日

山登り(10月13日)

 


初、大山登山です。前からずっと登りたかったけど、どう登っていいかわからず、いけてなかったですが、今回は誘ってもらって大所帯で登れました。数日前からけっこう緊張。ついていけるかな、と。そしてトイレ行きたくなったらどうしよう、とかどれくらい寒いんだろう,,,とか不安いっぱい。そして体力も。学校に勤めていた頃は週一で山盛りのこわ板を猫車で運んで積むというハードワークしてたのでけっこう鍛えられてたのだけど、2年それやってないので体力おちてんだろうなあと。
とりあえず、朝1時には家を出て、大山麓でちょっと仮眠、そして4時前に登頂開始。ヘッドライトで真っ暗やみを登りました。こんな朝なのにダッシュで登っている人にも出会いました。途中で木にいっぱい生えてる月夜茸みたり、、。およそ山頂で山から少しずつ明るくなってきました!
だんだん明るさがまして、来ました。山頂では、こんな景色。向かいの山、トップの左寄りに縦の虹が。


山頂からは弓ケ浜と米子市内が一望。


この景色もふしぎ。大山の陰が米子平野に落ちてます。

もうすぐ到着の山ガールたち。
わいわい山小屋でご飯でした。さすがにピクニックな気分の人たちは私たちぐらい?他の登山の方々はお湯わかしてカップラーメンとかでしたが、うちのチームはシチューを作ってきてくれてる人

いて,ピクニックなノリでした。船通山とかだと大ピクニックをみんなやってますが、どうも私あっちの方が好きみたい。山は上でなんかするのが楽しい派みたいです。

下山したらぶっ飛ばして宍道まで帰りました。11時からの家の用事には微妙に間に合わず、相方さんのフォローのおかげでなんとかなりました。
しかし、気分がとってもいいー。いらないもやもやがするーっと降りたような、(体も心も)。なんでしょうねー。妙に気分がいいのです。そのおかげで家庭円満なかんじになりました。そして夜に温泉いったら2キロ減!わわわわ、、、もやもやしたら山、っていいと分かりました。

2012年10月7日日曜日

太郎さんと雲(10月7日)

 秋になりましたー。涼しいし、月もきれい。毎日の雲も表情あります。出雲の雲といえば、最近また岡本太郎さんにハマり中。秋の読書は今、太郎さんの「原色の呪文」です。この本、太郎さんが全国あちこち民俗学調査で回っているうち、出雲にやっと来た時の話がのってるのですが。。親戚かなんかが島根だったみたいで、小さい頃石見の方に夏に遊びにきたという記憶が深くあったみたいです。ちょっとうれしいですね、あの太郎さんの幼少期の記憶に島根があるというのは。
島根に到着して、松江から宍道湖を見ながら大社を目指す途中に、車を運転しているガイドさんが「まず雲をご覧下さい、ここは実に雲の美しいところです」といい、太郎さんは「お国自慢もいろいろあるが、雲ってのははじめてだ。」と書いています。出雲でしか、こんなもくもくした雲はみられないかも、、ということもいってます。出雲自慢の雲。 昨日松江城山の大茶会の帰りにやっぱり雲をみてみるとたしかに、、、。ちょんまげ親父の後ろにバンビ、みたいな雲でした。表情いろいろの秋の雲でした。

この本の続きは大社に行って、出雲大社の建築美に感動したり、民芸について論じたり、なかなか面白く、ちょうど神話博に先週行って、また最近民芸について考えたりすることもあったので、太郎さんのきついコメントはいちいち納得したり、笑ったり、そして急にキレだすので油断なりません。
岡本太郎という人、やっぱりいいです。それからやっぱり出雲っておもしろいなあと思います。
行きたくて講義申し込んでるのに、なかなかいけてない島根県立大学の民俗学の講義。もし内容に太郎さんから見た出雲民俗学やレヴィ ストロースから見た隠岐、とかってやったらもっと行く気がするのに。。。


秋っぽく菊とかを生けてみました,壷は窯変。正面は目立ての後ですが,ドロドロすぎて銀色みたいになってます。薪窯(確か登窯)で焼いたものですが、ずーっと熾きの中に埋もれていて強還元がかかり、銀黒になっています。横の先は灰が解けて流れたあと。口が欠けたので金次ぎしてますが、窯変ってアクションペインティングみたいです、火の凄まじさと時間の経過を写し取ったような。ドラマチックなかんじがします。

素朴な秋の菊と野草がぎらぎらな壷によくあう気がします。






2012年9月28日金曜日

陶箱作り(9月27日)

大きなボウルと大きいお皿が嫁ぎます。並べてみると、これにいろんなお料理乗せてパーティすると、きれいだろなーと。どんなお料理がのるのか、想像するのも楽しいです。多分土ものやガラスなんかとも、けんかせず、でも引き立った存在感でテーブルを占めてくれそう、、、、。

今月の教室の作品は「蓋物」。皆さんどんなものか想像ができないとのことだったので、昨日の生徒さんの作品(一番右) 本体と蓋を作ってもらって、周りに色絵の具で装飾してもらいます。蓋物は合わせ目を削ったりしながら,丁寧に仕上げるとことが肝心。面倒だけど,ぴったりあった時の「やった!」感はけっこうあります。あまり大きくないもの,小物入れぐらいを想定して作るとよいかも。

見本用に作ってみたのだけど、私もはまりそう。蓋物、楽しいね。こんな入れ物に角砂糖をきれいに並べて置いときたい。「一月と六月」さんのカフェの砂糖は小さい角砂糖。きちんと整列して並んで箱に収まってると、こんなとこまで丁寧!と妙にきれいな気持ちになります。最近って、お砂糖入れないとか、スティックがほとんどだったり、クラッシュしたようなサイズいろいろの砂糖とか、角砂糖の出番は少ないのだけど。。。。。 
先日見た「つぐない」という映画。最近の中でけっこうヒットだった。イギリスの第一次大戦前のお話なのだけど、その一場面。「ツバメ食堂」というカフェでお茶をしているシーン。イギリス風のティーをオーダーしてきたら、彼女が彼に「角砂糖何個?」彼が「2個だ」という会話があって、彼女が角砂糖を2個入れてカップを彼に渡すシーンがある。そこがなんとも素敵なのでした。ジェントルマンは角砂糖何個かも決めてるんだ!ってかんじが。適当にざーっとスティックシュガーから入れるじゃなくて。多分彼女はそれで彼は角砂糖2個なんだ、、、って覚えていくんだろうな、、そういう彼のキーワードをいくつも彼女が大切にするために、やっぱりそこは角砂糖じゃなきゃならない! 多分そのあと、彼はかりかりに焼いたベーコンにぐじゅぐじゅのスクランブルエッグが朝。とかって決まっていって、それを大事にしてあげるのが愛だったりもするんだろう。。でも、このお話は結局二人はその後会えないんだよね。戦争に行ってしまって彼は病死してしまい、彼女も地下鉄で空襲にあって死んじゃう。。。。せつなくてかなりの余韻でした。
そんなこんなで、角砂糖、いいなあ、、、。どんな箱にいれようか、と蓋物を作りながらわくわくするのです。  同時進行で磁器の小さな四角い箱も制作中。これはほんとに小さい箱で、これこそ何をいれようか、考えるのが楽しくなるかわいい箱になるといい。アクセサリーはもちろん、なぜか集めちゃってるものとか、(切手とかね)、コンペイトウとか(出た!)。。。。


2012年9月20日木曜日

秋仕事(9月20日)


9月中にやりたかったこと、、、、部屋を整理しなおす! ということで狭い部屋ながら、さらに収納をつくるべく、ほぼ壁を棚にする計画。残念ながら2mの高さには出来なかったけど、180×90ぐらいのCDラック作りましたーー。CD720枚は収納できる! 棚は作るのも楽しいけど、そこに収納していくのが相方さんにとってはたまらなく楽しい作業。レンタル屋なみの軽快な動きで、分類して収納(笑) 私は分類とかは苦手、入れ物を作ったりは好き。こういう感じの分業です。
 で、これでCDが一つに固まりだしたので、空いたスペースに本が入っていくわけです。本は私担当、整理しだしたら読み出してとまらないけど、、、でもこれが秋の夜長の楽しみ方ですよ。
空いたスペースには実家にある「世界の料理」の図鑑がずらっと入る予定ーーー。TIMES社が70年代に出してる図鑑シリーズ、改めてみると、素敵なビジュアル。。。。お母さんからのお下がりです。先日からスイス人の方とお話できたり、東欧好きの女の子とお話したりで、世界の料理に興味津々。作ってみるのはもちろんですが、美しい料理の本も魅力的です。

シャムア展(9月19日)

「シャムア」さんが、、、山陰に、きたーーーーっ。今日から境港の「一月と六月」さんで「シャムア展」がスタートしたのだ。今月のあたまから今日を思って,そわそわ。大阪北堀江にあるシャムアさんは高校生からの憧れであり,20代を通して懐かしい思い出になってる素敵なお店なのでした。うちの部屋にも数回の引っ越しを経て今この部屋にも何個か、シャムアさんから連れて帰ったものが。そのうちこの赤い箱。「編み棒入れ」。。。細長い布ばりの箱なのだが、買う時に「何をする箱ですか??」と一応聞いてみると、、「編み物の編み棒を入れる箱ですー」  こういうわざわざな道具にとても弱い。。 今日オーナーさんにこの箱の話をいたら、覚えてた!こういうのうれしいですねーーー。シャムアさん、かわいい赤ちゃん連れてた。赤ちゃんといっしょに仕事が出来てるみたいで、素敵だったー。赤ちゃんもお店に出勤して、お客さんにかわいがってもらってるそう。整体と、ハーブティーが妊活に効くらしい、、、、よし、がんばろう!
と決心しました。

2012年9月17日月曜日

大雨の日に(9月15日)

午後から土砂降りの日。雨の中,花を持ってきてくれたお客さん。私がいつも「春っぽい人」と呼んでいる、さわやかなお客様で、会うと元気になります。バラとダリアを混ぜた花束がとっても素敵。雨の午後の仕事場にパッキリ潤いをくれました。



2012年9月12日水曜日

9月の教室は (9月29日)

 9月の教室のご案内です。
 9月27日(木) または29日(日) 14:30 から です。場所は天気がよければまた雲松寺庭にて。夏の間庭でやってみましたが、なかなか好評だったので、天候がいいうちはお庭でやってみようと思ってます。29日はお寺にて、カイロプラクティックも行っています。ワンポイント500円の施術は15分ぐらいでやってくれるので、空いた時間にちょっと見てもらってもいいかも。。。そして夕方5:30ぐらいからはお寺で座禅会も行っています。40分ぐらいですので、こちらもご参加できたらしてみるといいかと。


教室の内容ですが、ちょっと難しいかもしれませんが、リクエストがあった「蓋物」に挑戦です。下の部分は紐作りで、蓋は出来た形に合わせて板状の粘土を切り、裏側には本体の内径にあわせたひっかかりを作ります。蓋には色絵の具で彩色してもらおうと思います。
絵の具を使いますので今回も300円あげさせてもらっています。
ちいさな小物入れ、梅干し入れ、バターケース、など、蓋物のかたちもいろいろですね。用途にあわせたかたちを考えてみましょうーー。

ご参加申し込みは  080−6146−9508
または メール  kankoro007@hotmail.co.jp  までお申し込み下さい。
 

2012年9月7日金曜日

盆踊りだよーー(9月7日)

夏の終わりを告げる、雲松寺の盆踊り大会が明日催されます。今日はちんすこう作り!ラベルもつくってみましたよ。学園祭みたいで気合い入ります。お寺の境内でやるのですが、かきごおり屋さんとか、金魚すくいとか、子供も楽しめるものも準備してます。私の担当は今までかきごおりと綿菓子とかだったのですが、今年は「ちんすこう」と「串じゃが」。ちんすこうは昔教えた沖縄出身の学生からレシピを教えてもらって、それからずっと何かあると作っています。 作り方はすっごい簡単。 強力粉 2 ラード 1 砂糖 1  、、、、これだけです。これを混ぜるだけ。あとは190度ぐらいで16分ぐらいオーブンで焼く。ほろほろに口の中で崩れる感じがいいのです。今回は黒糖で作ってみました。ミネラルたっぷり。大きな固まりだったので、まず砕くところから。がんがん砕いてたら相方さんが「これで胡麻すりつづけてたんだよねー修行時代。。。」といいながらすり鉢でごりごりと砕いてさらさらの黒糖にしてくれました。

 どっさり作ってみました。
ところで、この盆踊り大会、ほんとにみんなが踊りまくってて、最初に見た時びっくりしました。お盆に時期に町中でも盆踊り大会あるのですが、うちである盆踊りはシーズン最後らしく、檀家さんじゃなくても集まって、踊りに踊って帰られます。大好きみたいです、踊るんが。

しばらく前に気になって手に取ったドキュメンタリー、「幻野」。日本初のウッドストック、野外フェスをドキュメントしたもの。1971年、まだ生まれてませんが。千葉の方の野外ではじめてのフェスを行った時なのですが、途中で村の青年団がフェスを止めにきたりする。そのとき言うのが「そんなわけわかんない音楽やってるなら盆踊り踊らせろーー!!」。。。。一応その人たちも若者なんですが、盆踊りやらせろ、、です。
こんな混沌の70年代を過ごした方々が、明日の盆踊りにもおられるのかしら、、、とか思ってみたりします。
ちなみにこのフェス、内田裕也さんも加藤ときこさんを連れて遊びにいったみたいですが、ステージをみて、そしてその場の雰囲気で「やばそうだから帰ろう。」といって、加藤さんの出演はかなわなかったようでした。

2012年8月28日火曜日

三瓶周辺も熱いね(8月25日)

先日江津方面から三瓶に行ってきました。一番気になったもの。。。三瓶の道を走ってたら、、、、「!」二度見してしまいました、そして後戻りしてみてみました。これぞほんとの露天風呂。普通の道の途中の空き地がすだれでかこってあり、中に入ると、、プールが。温泉が出来てました。三瓶のお湯は茶色いです。たまたま水着もってたので、夜にもっかいきて、入って帰りました。誰がやってくれたのかわからないけど、こういうのすっごいいいです。なんとなく、三瓶はアートフェスやるのにもってこいな場所な気がします。夜の露天風呂は星もいっぱいで楽しかったです。

  
三瓶に行く前に目的としていたのは、江津のワイン屋さん、「エスポアたびら」さんへ。噂通りいろんなワイン一杯、そしてワインのうんちくもいっぱいなお店でした。4本買い込んで帰りましたーー。小さな酒造メーカーのワインを買い付けてこられているみたいで、どのワインも作り手のキャラクターまで教えてもらえるのです。どんな人がどんなものを作っているのか、分かって飲むのも楽しいものですーー。味もどれもこれまでにない感動の味です。