2018年7月28日土曜日

七月のこと

なんやかんやと、一月が過ぎていましたー。
6月終わりから体調が悪く、作品作りもあまり進めず。
でも、東京に行ってきました。
目的は家具研究家の小泉先生の講演を聞くために。先生はあらゆる時代、様々な国の家具について研究されてる、日本で唯一の方。どんな話を聞いても、はぁーと学びになります。今回は、利休の文机といわれる、恐らく400年ぐらい前に作られ、現存している机を、忠実に同じのものを作ろうと人間国宝の木工作家さんに依頼され、その机の魅力や技術なども解説してもらう、という講演でした。
利休机は本当にシンプルな机で、飾りというものは筆が落ちないように机の両端に少し盛り上がった部分があるところぐらい。足も垂直に付けられているのですが、なんとも無駄がなく美しい。ただ木工、特に指物という技法故に、指し方や、木の扱いなど見えないところの技が沢山。
こういう家具の鑑賞どころは日本ならではなのだそう。木そのものの木目などを鑑賞したり、繋ぎの技術、などをみるところ。海外だと必ず彫りがあったり、象嵌したりと装飾の技を鑑賞する。
そんな話も面白い会でした。終わってからの懇親会も民具の研究者の方や家具職人さん、天童木工のデザイナーさんなど、色んな方が集まり楽しかったです。
その後、すっとんで、飯田橋のミヅマアートさん。宮永愛子さんの展覧会に閉廊10分前につきました。あいこさんにもあえてよかった。
次の週は念願の太陽の塔に入ってきました。エレベーター予約出来なくて諦めてたのに、載せてもらえて助かった!
やっぱ太陽の塔は凄いです。