2019年4月21日日曜日

出雲の染

先週の金曜日、出雲の染、筒描きの工房にお邪魔しました。婚礼の風呂敷を作っていたところで、かつてはたくさんの工房がありましたが、今は出雲には1件しか残っていません。
出雲民芸館にある婚礼風呂敷、ゆたん(長持ちにかける布)、子ども用品の背負子帯、オムツなど、ほんとに素敵なのです。私はまってしまい、調べてましたが、遂に工房にいくことに。これはこの秋にあるプロジェクトをやるための下見でもありました。これからが楽しみでもあり、頭をかかえることでもあり。。。
しかし、伝統の工法、明治からそのままの仕事場、工房前の高瀬川も一体となって貴重なものを見れた1日でした。
話を伺いながら、改めて、同じ作り手でも立ち位置がそれぞれ違うなあと感じ、そのことが跳ね返って自分の作ることとは、を考えさせられました。
特にここは伝統工芸と認定され、変わらぬ工法であることが大事であり、原料や道具類の生産者とも繋がりながら制作を続けていくことに重きがあり、自分の意思、伝えたいことに個人を出さないことを貫く姿勢があるのがみえてきました。
跳ね返って私にとって、作る原動力はなんなのか、をしばらく考える数日でした。
そんなことを考えるきっかけになったのが、「私を変えるアートとファッション」という林央子さんの本。まだ読み進めているところですが、この本をきっかけになにか変化がおこっています、私の中で。で、その勢いで次の金曜日は奥出雲に。夏にグループ展をすることになり、会場の下見でした。帰りに肉屋のなかもとさんで、絶品カレーパンを買って帰りましたー。
 高瀬川
 制作中の風呂敷。伝統の文様、県外からの注文がほとんど、とのこと。
 藍の入った瓷。明治からあるそう。
16日、相方さんの誕生日。初めてベークドチーズケーキをやいてみた、最近作ってるピンク皿は色々細工したくなる。

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