2012年6月3日日曜日

景徳鎮の旅(6月3日)

中国、景徳鎮市に行ってきました。景徳鎮焼き物の一大産地で、やきものをする前から一度は行ってみたいところでした。今回は2回目です。日本高松空港から上海に飛び、上海から寝台バスに乗って8時間、江西省の方向に行ったところにあります。帰りは飛行機にしました。一日一便毎日上海ー景徳鎮の便があります。が、なぜかこの寝台バスが好きで、いつもかなり苦労をしてたどり着き、まるで英語が通じないので巨大なバスターミナルに目が回りそうになるのですが、、また乗ってしまいました。寝台バス上海発夜の7時20分、景徳鎮市には夜中の3時に到着です。今回は中国人の知り合いに景徳鎮のホテルを予約してもらったので、安心してタクシーの運転手に連れていってもらったら、、、、ここもまた英語が通じず、予約してある!といいはってももう部屋ない、といわれ。。途方に暮れていましたが、なんとか筆談でユースホステルに連れてってもらいました。タクシーの運転手さんはしまってるユースの門番さんを大声で呼び起こして門を開けてもらい、ユースも鍵がかかっているのを外から大声で起こして開けてもらい、なんとか泊まることが出来ました。運転手さんに感謝。
目的地は、景徳鎮市にある、彫刻工場と呼ばれるところ。社会主義時代には政府の管理下の大きな工場地帯だったものが解放され、今ではいろいろな職人さんたちがそれぞれ制作する共同アトリエみたいになってます。ほとんどが分業されていて、型を作る職人の店、釉薬がけを行う店、釉薬を作る店、上絵をつける店、箱を作り梱包をする業者、など分業された仕事ごとにお店があります。
おもしろいのは、ここに海外から仕事をしにきている人がいること。例えば下のカローラさん、オランダ人ですが、長年オランダの食器メーカーでデザイナーとして働いた後、ここにきてアトリエを借り、自分のデザインした作品を量産させるのに、ここの職人とここの材料を使っています。販売先はほとんど外国のようです。安い賃金でアシスタントも雇えるとのことです。

こんなかんじの古い車で作品を移動させています。これは下絵を描いたつぼ、今から釉薬をかけ窯に入れられるものです。

彫刻工場入り口。この石門は夜になると閉められます。ここを門番さんを起こして開けてもらいました。。

彫刻工場の一つのアトリエを借りて、初めてここの土を使って作品を作りました。茶色い磁器土です。焼くと白くなるそうです。形を作ったものを、窯焚きの業者さんに頼んでおくと、窯に入れてくれて指定した釉薬を掛けて焼いてくれるとのこと、、、すごい便利!



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